台東区で中古マンション売却や買取をする前に見るべき売買相場

浅草や上野などのエリアがあり、世界中から観光客が集まる台東区は、戸建てやマンションなどの住宅価格も相応に高いです。

台東区は都心3区のうち、千代田区と中央区の2つの区に隣接する区となっています。

東京23区の中心部に近く、交通利便性も高い台東区は、中古マンションを売ると一体いくらくらいで売れるのでしょうか。

そこで今回の記事では「台東区のマンション売却」を中心に台東区の特徴、マンション売買相場、マンション買取事例などについて詳しくお伝えします。

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東京都台東区について

最初に台東区の概要についてお伝えします。

人口

東京都北区の人口は、2022年7月1日時点において206,134人です。

内訳としては、日本人人口が190,998人、外国人人口が15,136人となっています。また、世帯数は127,059世帯です。

人口を世帯数で割ると、一世帯あたりは約1.62人で2人未満となっており、単身世帯が多いことがわかります。

1年前の2021年7月1日における台東区の人口は203,843人となっており、この1年間で＋2,291人増加しました。

内訳としては、日本人人口が189,597人、外国人人口が14,246人です。

台東区は、この1年間で日本人も外国人も人口が増加したことになります。

2020年から2021年にかけては、東京都全体では人口減少が見られました。

理由としては、リモートワークの普及により郊外に移り住む人が増えて社会増が減ったことと、外国人が減ったこと等が挙げられます。

しかしながら、台東区においては人口が増えており、新型コロナウイルスによる人口減少の影響はほとんど見られない状況です。

台東区においては今のところ人口減少の懸念はなく、マンションも売却しやすい環境が整っているといえます。

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台東区の人口推移

台東区の人口推移は以下の通りです。

台東区の町名一覧

台東区の町名一覧は以下の通りです。

行政・区の取り組み

台東区は、2019年10月から幼児教育・保育の無償化を実施していることが特徴です。

「幼稚園」だけでなく、「保育所」や「認定こども園などを利用する3歳から5歳児クラスの子供たち」「住民税非課税世帯の0歳から2歳児クラスまでの子供たち」の利用料が無料となります。

認可外保育施設であっても、事前に区役所から「保育の必要性の認定」を受ければ無償になるという画期的な制度です。

また、台東区は他の区と同様に、子育て支援の手当も充実しています。

台東区で行っている主な手当を挙げると以下の通りです。

交通事情（駅・道路）

台東区は、JRや東京メトロ、都営地下鉄、私鉄が全て通っており、交通利便性の極めて高い区です。

JRに関しては山手線、京浜東北線、常磐線、総武緩行線、宇都宮線、高崎線が通っています。

上野駅もありますので、東北・山形・秋田・上越・北陸の新幹線も全て利用することが可能です。

上野駅は、台東区の中では最大のターミナル駅といえます。

東京メトロに関しては、銀座線、日比谷線、千代田線が通っており、都営地下鉄に関しては、浅草線、都営大江戸線が通っています。

銀座線は、上野広小路駅、上野駅、稲荷町駅、田原町駅、浅草駅の5つも駅を有しており、都内の中心部にアクセスしやすい点も特徴です。

私鉄に関しては、京成電鉄や東武鉄道、つくばエクスプレスが通っています。

私鉄は千葉県や埼玉県、茨城県の方面から伸びてきており、台東区は周辺の県から多くの人を集めやすい区となっています。

また、高速道路に関しては首都高速が区内を縦断しています。

区内には上野出入口と入谷出入口の2つがあり、高速道路も利用しやすいです。

住みたい街ランキングの順位

不動産住宅情報サイト「スマイティ」によると、台東区の「注目の駅ランキング」（※2022年10月19日時点）は下表の通りです。

• 出典：スマイティ「台東区の注目の駅ランキング」

人気の街ランキングの1位は、浅草です。

浅草は、観光地としての性格を有するだけでなく、東京メトロ銀座線の始発駅にもなっています。

銀座線は、都内の主要箇所を通る地下鉄であるため、極めて便利な路線です。

銀座線は、他の私鉄との乗り入れのない地下鉄であることから、始発駅である浅草なら少し待てば電車に座ることができます。

浅草駅なら毎朝座って通勤できることから、始発駅としての希少性が高いです。

第2位は上野駅となっています。上野駅は新幹線も利用できますし、複数のJR路線の他、銀座線も日比谷線も利用可能です。

また、上野駅は美術館や動物園が隣接しており、文化的な薫りの高い街となっています。

都内の中でも、充実した休日を過ごせる環境が整った街であるといえます。

ここまで台東区の概要について見てきましたが、台東区の中古マンション平均売買相場について見ていきましょう。

台東区の中古マンション平均売買相場

2020年度における台東区の中古マンション平均売買相場は、下表の通りです。

• 出典：公益財団法人東日本不動産流通機構「中古マンションの区市町村別成約状況2020年度」

また、参考までに東京23区の中古マンション平均価格のランキングを示します。

台東区の中古マンションの平均価格は「4,344万円」です。

東京23区の中では13位となっており、23区の中では平均価格を下回る価格水準となっています。

また、以下に、首都圏の各地域と台東区との価格の違いを示します。

東京都のマンション平均価格は「4,879万円」であるのに対し、台東区は「4,344万円」です。

台東区のマンションは、東京都全体の中でも平均を下回っている価格水準となります。

また、台東区の中古マンションの平均価格は16. 04年となっており、23区の中でも最も浅いです。

台東区では、築年数の浅いマンションが多く流通していることになります。

築年数の浅い市場の中で、築年数の古い物件を売ると悪い意味で目立ってしまう可能性があります。

そのため、台東区ではなるべく築年数が浅いうちに売った方が売却はしやすいです。

他の地域の平均築年数を鑑みると、築25年以内であれば築年数が古くて印象を下げることは少ないと推測されるため、築25年以内のうちに売ることをおすすめします。

次に台東区のマンション売買相場推移について見ていきましょう。

台東区の中古マンション売買相場の推移

台東区の中古マンション売買相場の推移を示すと下図の通りです。

出典：公益財団法人東日本不動産流通機構「レインズデータライブラリー」

都心3区に近く、利便性の高い台東区ではマンション価格の高騰が続いています。

2013年以降は、単価も価格も一貫して上がり続けている状況です。

台東区のマンション価格が上がり続けている大きな理由は、住宅ローンの金利が低い状態が続いていることが挙げられます。

日銀が2013年頃より低金利政策を継続しており、住宅ローンの金利が低いことで住宅需要が喚起され、マンション価格の上昇が続いています。

そのため、仮に今後も低金利の状態が続けば、マンションの売りどきも続くと予想されます。

しかしながら、2022年に入って以降、住宅ローンの金利は今後上がっていくのではないかという見方が強くなってきました。

まず、10年固定の住宅ローン金利については実際に上がり始めています。

これは、10年固定の住宅ローン金利の指標となる10年物国債利回りが上昇しているためです。

10年物国債利回りは、世界各国の政策金利の影響を受けるとされ、各国がインフレ対策のために金利を上げ始めていることから、引きずられる形で10年物国債利回りの利率が上がっています。

また、米国が金利を上げ、日本が低金利のままの状態が円安を生み、日本でも物価上昇が始まってしまいました。

ドルの金利が高く円の金利が低いと、利率の高いドルで運用した方が有利となることから、円が売られてドルが買われるため、円安となってしまいます。

円安は輸入価格を上昇させることから、日銀も低金利政策を継続することが難しくなってきました。

このような状況から、今後、金利は上がっていくのではないかという見方も多いです。

住宅ローンの金利が上がれば、住宅需要が減退し、マンション価格が下がります。

遠くない将来のうちに、金利が上がってマンション価格が下がるかもしれませんので、売却するならタイミングを見ることが重要です。

次に台東区の間取り別の中古マンション価格について見ていきましょう。

台東区の間取り別の中古マンション価格

台東区の間取り別の中古マンション価格は以下の通りです。

出典：国土交通省「土地総合情報システム」より2021年第1四半期～2021年第4四半期までの1年間の取引実績を抽出して編纂

間取り別は、狭い間取りほど単価が高く価格が低くなることが一般的です。ただし、2DKだけは例外的に単価が低いです。

2DKのマンションは、あまり流行らないことから近年の新築マンションには少なく、統計上、築年数の古い物件が多いことが単価の低い理由となっています。

間取り別のマンション売却については、以下の記事で詳しく解説しています。

次に台東区の築年数別の中古マンション価格について見ていきましょう。

台東区の築年数別の中古マンション平均価格

台東区の築年数別の中古マンション平均価格は、以下の通りです。

出典：国土交通省「土地総合情報システム」より2021年第1四半期～2021年第4四半期までの1年間の取引実績を抽出して編纂

マンション単価は、築年数が古くなるほど低くなることが一般的で、台東区においても、築年数が古いほど単価が低くなる傾向が見られます。

価格においては、一部に築年数が古くても価格が高くなっている築年数帯があります。これは、統計上、たまたま面積の大きな物件が多く含まれていることが理由です。

築年数別のマンション売却については、以下の記事で詳しく解説しています。

次に台東区の土地売買価格について見ていきましょう。

台東区の土地売買の推移

台東区の土地売買の推移を示すと下図の通りです。

出典：公益財団法人東日本不動産流通機構「レインズデータライブラリー」

「100〜200㎡」の土地は、注文住宅を建てる人が購入する規模の土地です。

台東区内の土地は、過去10年の間、上下変動を繰り返していますが、ここ数年は一貫して価格が上がっています。

ここまで台東区の売買相場について見てきましたが、次に台東区の人気エリアについてお伝えします。

売買実績から見る台東区で人気のエリア

売買実績（国土交通省「不動産取引価格情報」）から見る台東区で人気のエリアは以下の通りです。

次に台東区で人気のファミリー向けマンションについて見ていきましょう。

台東区で人気のファミリー向けマンション

この章では住まいサーフィン「台東区の中古マンションお気に入りランキング」の情報を元に台東区で人気のファミリー向けマンションを紹介します。

ブラントン蔵前

ブリリアタワー上野池之端

TOWER RESIDENCE TOKYO（タワーレジデンストーキョー）

ルフォンリブレ蔵前

ウエリス浅草

浅草タワー

クリオラベルヴィ三ノ輪

プラウド上野松が谷

大江戸タワーレジデンス

ルフォンリブレ蔵前コンセール

ここまで台東区の人気のファミリー向けマンションについて見てきましたが、最後にスター・マイカのマンション買取サービスについてお伝えします。

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築年数や状態に応じたリノベーションで、中古マンションの魅力を最大限に引き出すため、新築以上の付加価値を生み出します。

そのため、リノベーションを見越した高い評価が実現するのです。

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マンション買取の詳細については、以下の記事で詳しく解説しています。

スター・マイカの台東区のマンション買取事例

スター・マイカのマンション買取サービスについて紹介しましたが、この章では台東区内の主要エリアの実際のマンション買取価格の事例についてお伝えします。

三ノ輪

仲御徒町

御徒町

日暮里

根津

湯島

稲荷町

入谷

南千住

新御徒町

浅草

田原町

蔵前

まとめ

台東区のマンション売却について解説してきました。

台東区の中古マンションの平均価格は「4,344万円」で、東京23区では13位となっています。

台東区のマンション相場について把握できたら、最初にマンションの査定依頼から始めてみましょう。

URILABOの運営者

スター・マイカ株式会社

“作る”から“活かす”社会の実現をめざし、リノベーション中古マンションを販売する会社です。オーナーチェンジ物件の買い取りを得意とし、常時3,000戸以上保有しています。不動産のプロとして「納得のいく不動産売却」のための情報を発信しています。

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