板橋区で中古マンションの売却や買取をする前に確認すべき売買相場や価格推移

埼玉県に隣接している東京都板橋区は、埼玉や栃木や群馬方面から引っ越してくる人も数多くいます。

板橋区は、池袋方面への通勤も便利な地域であり、住宅需要は底堅い地域です。

では、板橋区で中古マンションを売却すると、一体いくらで売れるのでしょうか。

そこで今回の記事では「板橋区のマンション売却」を中心に板橋区の特徴、マンション売買相場、マンション買取事例などについて詳しくお伝えします。

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板橋区について

最初に板橋区についてお伝えします。

人口

板橋区の人口は、2022年1月1日時点において567,214人となっています。そのうち、外国人は25,663人です。世帯数は316,494世帯となります。

年齢別の構成比を見ると、14歳以下が60,349人(10.6％)、15歳〜64歳が374,664人(66.1％)、65歳以上が132,201人(23.3％)です。

内閣府によると、2019年における65歳以上の割合は全国平均で28.4％であるため、全国と比較すると年齢層が若い街であることがわかります。

また、板橋区は2011年から一貫して人口が増加してきましたが、2021年には下落に転じました。

東京23区においては、全体としてリモートワークの普及から千葉県や埼玉県等の郊外の広い物件に引っ越す動きが出ており、板橋区においても同様の影響を受けて減少しています。

板橋区は、かつてバブル時代にも人口が減少する時期が見られました。

バブル時代に人口が減ったのは、板橋区の住宅が高過ぎたことが原因です。

ここ数年、首都圏のマンション価格はバルブ期並みに高くなっています。

加えてリモートワークの普及で郊外に移り住む人が増えたことから、2022年以降も人口が減っていく可能性があると考えられます。

人口が減っていくと、板橋区であってもマンション売却しにくくなると予想されます。

板橋区の人口推移は以下の通りです。

行政・区の取り組み

板橋区の待機児童数は、2021年4月1日現在で36人です。

板橋区は23区内の中でも住宅価格が安いことから、子育て世帯も多い区となっています。

板橋区の待機児童数はまだゼロ人にまでは至っていない状況です。

ただし、23区内では待機児童数が少ない部類に属し、保育園には比較的入所しやすい区といえます。

板橋区の子育て支援は充実しており、「子供手当」や「医療費助成」の助成金制度の他、「育児支援ヘルパー」や「ファミリー・サポート・センター」等の人によるサポートも整っています。

また、板橋区では街づくりで「板橋区スマートシティ推進方針」を掲げています。

エコでクリエイティブ、かつ、ヘルシーなライフスタイルの実現を目指している点も特徴です。

都内で初めてEVバイクバッテリーシェアリング実証事業を実施するなど、区を上げて環境にやさしい街づくりを推進しています。

交通事情（駅・道路）

板橋区は、埼玉県と池袋を結ぶ鉄道網がある点が特徴です。

JRは埼京線、地下鉄は都営三田線、東京メトロ銀座線、東京メトロ副都心線などが通っています。

私鉄に関しては、東武東上線、西武有楽町線が利用できます。

板橋区は、埼玉方面に向けて北西方向に長い区となっており、北西に並行する形で鉄道網が充実しています。

有楽町方面へのアクセスもよく、有楽町周辺に勤務する人たちにとっても便利なエリアです。

高速道路に関しては、首都高速道路5号線が鉄道に並走する形で通っています。

鉄道に関しても、埼玉方面から池袋に向かって充実している点が特徴です。

一方で、板橋区は鉄道も高速道路も南北を横断するような交通網が少ないのが特徴となっています。

北西から南東に向かうルートは充実していますが、南北は移動しにくいのが特徴です。

住宅街も板橋区内で北西から南東に向けて形成されており、人気のある住宅街も鉄道網に沿った形で形成されています。

住みたい街ランキングの順位

不動産住宅情報サイト「スマイティ」によると、板橋区の「注目の駅ランキング」は下表の通りです。

• 出典：スマイティ「板橋区の注目の駅ランキング」

ランキングは賃貸を想定しているため、板橋区内でも若い世代に人気のある街が上位に来ています。

1位の成増には、東武東上線の成増駅および地下鉄有楽町線・副都心の成増駅があり、埼玉方面から池袋に向けて大変アクセスの良い地域です。

板橋区は埼玉県に隣接しているため、埼玉から池袋方面にアクセスの良い地域に人気が集中する傾向があります。

2位の大山には「大山ハッピーロード」という都内でも有数の商店街があり、古くから地元の人に愛されています。

大山は分譲住宅地としても人気の高い住宅地であり、広域から買主を募るこができるポテンシャルがあります。

板橋区には庶民的な雰囲気の街が多く、気取らずに暮らせることが魅力です。

板橋区の中古マンション平均売買相場

2020年度における板橋区の中古マンション平均売買相場は下表の通りです。

• 出典：公益財団法人東日本不動産流通機構「中古マンションの区市町村別成約状況2020年度」

また、参考までに東京23区の中古マンション平均価格のランキングを示します。

板橋区の中古マンションの平均価格は「3,347万円」です。

東京23区の中では21位となっており、23区の中でも住宅を求めやすい価格水準となっています。

また、板橋区のマンションは、首都圏全体の中でも購入しやすい価格水準です。

以下に、首都圏の各地域と板橋区との価格の違いを示します。

首都圏のマンション平均価格は「3,869万円」であるのに対し、板橋区は「3,347万円」です。

板橋区のマンションは、首都圏の中では平均価格以下ということになります。

ただし、お隣の埼玉県の平均価格は「2,444万円」ですので、埼玉県よりは価格は高いです。

また、平均面積も埼玉県は「68.04㎡」であるのに対し、板橋区は「59.73㎡」となっています。

23区内の物件は価格が高いため、埼玉県や千葉県、神奈川県といった郊外の物件と比べると面積が狭い傾向があります。

昨今はリモートワークの普及から、23区内から郊外に引っ越すケースも多いです。

リモートワークを目的に物件を購入する人にとっては、70㎡前後の広めの間取りの方が売却しやすいといえます。

マンション売却の相場については、以下の記事で詳しく解説しています。

板橋区の中古マンション売買相場の推移

板橋区の中古マンション売買相場の推移を示すと下図の通りです。

出典：公益財団法人東日本不動産流通機構「レインズデータライブラリー」

板橋区のマンション価格は、2012年から上昇傾向が続いています。

首都圏全体では2013年より上昇傾向が発生していますが、板橋区は一足先に価格が上がり始めた状況です。

昨今、マンション価格が上昇しているのは住宅ローンの金利が低いことが主に影響しています。

そのため、住宅ローンの金利が上がってしまえば、マンション価格も下がる可能性はあります。

板橋区の間取り別の中古マンション価格

板橋区の間取り別の中古マンション価格は、以下の通りです。

出典：国土交通省「土地総合情報システム」より2020年第4四半期～2021年第3四半期までの1年間の取引実績を抽出して編纂

間取りに関しては、狭い間取りの方が面積は小さいため価格は低いですが、単価は高くなるのが一般的です。

板橋区のマンションも、2DKを除き概ね「狭い間取りほど単価が高くなる」という傾向が見られます。

2DKだけ例外的に単価が低いのは、統計の母集団の中で2DKは築年数の古い物件が多いからです。

「L」はリビングを指しますが、今どきリビングのない間取りは流行らないため、新築物件でほとんど供給されなくなっています。

中古マンション市場で出てくる2DKは築年数の古いものが多く、板橋区に限らず中古物件で間取り別の単価を集計すると、2DKだけ単価や総額が低くなってしまうのです。

間取り別のマンション売却については、以下の記事で詳しく解説しています。

次に板橋区の築年数別の中古マンション価格について見ていきましょう。

板橋区の築年数別の中古マンション平均価格

板橋区の築年数別の中古マンション平均価格は、以下の通りです。

出典：国土交通省「土地総合情報システム」より2020年第4四半期～2021年第3四半期までの1年間の取引実績を抽出して編纂

中古マンションの単価は、築年数が経過するほど低くなることが一般的です。

板橋区の中古マンションも、築年数が経過するごとに単価は下がっています。

板橋区の場合、「築1〜9年」の単価「93.03万円／㎡」に対し、「築50年〜」の単価「33.95万円／㎡」は、約65％も下落しています。

中古マンション価格が下がる原因は、建物価格が下がるためです。

板橋区は比較的土地価格が安いため、新築当初に占める建物価格の割合が大きくなります。

建物価格の割合が大きいほど、築年数が経過したときの下落率も大きいです。

マンションは築45年前後で建物価格が下がりきるため、それ以降は土地価格のみで取引されていくことになります。

築年数別のマンション売却については、以下の記事で詳しく解説しています。

次に板橋区の土地売買価格について見ていきましょう。

板橋区の土地売買価格の推移

板橋区の土地売買の推移を示すと下図の通りです。

出典：公益財団法人東日本不動産流通機構「レインズデータライブラリー」

板橋区の土地価格は、若干の増減を繰り返しながらも総じて上昇傾向にあります。

年によっては価格が減少しているときもあるため、マンションの方が市場は安定しています。

そのため、板橋区では土地よりもマンションの方が高く売れることを予想しやすいです。

ここまで板橋区の不動産価格について見てきましたが、次に板橋区で人気のエリアについて見ていきましょう。

売買実績から見る板橋区で人気のエリア

売買実績（国土交通省「不動産取引価格情報」）から見る板橋区で人気のエリアは以下の通りです。

次に板橋区で人気のファミリー向けマンションについて見ていきましょう。

板橋区で人気のファミリー向けマンション

この章では住まいサーフィン「板橋区の中古マンションお気に入りランキング」の情報を元に板橋区で人気のファミリー向けマンションを紹介します。

レ・ジェイド板橋本町

シンビエンスときわ台

プラネスーペリア成増

MAXIV大山DUE

プラウド小竹向原

シティタワーズ板橋大山ノースタワー

シティタワーズ板橋大山サウスタワー

シティハウス志村坂上

パークホームズ志村坂上ザテラス

ザ・パークハウス板橋大山大楠ノ杜

ここまで板橋区の人気エリアについて見てきましたが、最後にスター・マイカのマンション買取サービスについてお伝えします。

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これまで板橋区のマンション売却についてお伝えしてきましたが、最後にスター・マイカのマンション買取サービスについてお伝えします。

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最後にスター・マイカのマンション買取サービスについてご紹介します。

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スター・マイカの板橋区のマンション買取事例

スター・マイカのマンション買取サービスについて紹介しましたが、この章では板橋区内の主要エリアの実際のマンション買取価格の事例についてお伝えします。

ときわ台

上板橋

中板橋

地下鉄成増

志村坂上

志村三丁目

大山

本蓮沼

東武練馬

まとめ

板橋区のマンション売却について解説してきました。

板橋区の中古マンションの平均価格は「3,347万円」で、東京23区では21位となっており、ここ数年、板橋区の中古マンション価格は、上昇傾向が続いている状況です。

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スター・マイカ株式会社

“作る”から“活かす”社会の実現をめざし、リノベーション中古マンションを販売する会社です。オーナーチェンジ物件の買い取りを得意とし、常時3,000戸以上保有しています。不動産のプロとして「納得のいく不動産売却」のための情報を発信しています。

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