北区で中古マンションの売却や買取をする前に確認すべき売買相場や価格推移

JRの京浜東北線や埼京線や宇都宮線などが通っている東京都北区は、埼玉県に通じる交通の要所です。

23区の北側に位置する足立区や板橋区と比較すると、北区は交通利便性の高い区となっています。

では、北区のマンションを売却すると、一体いくらくらいで売れるのでしょうか。

そこで今回の記事では「北区のマンション売却」を中心に北区の特徴、マンション売買相場、マンション買取事例などについて詳しくお伝えします。

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東京都北区について

最初に北区の概要についてお伝えします。

人口

東京都北区の人口は、2022年7月1日時点において353,283人です。

内訳としては、日本人人口が330,251人、外国人人口が23,032人となっています。また、世帯数は201,899世帯です。

人口を世帯数で割ると、1世帯あたり約1.75人となっており、2人未満の世帯、つまり単身世帯が多いことがわかります。

北区の65歳以上の人口の割合は24.33%で、内閣府によると、2019年における65歳以上の割合は全国平均で28.4％であるため、全国平均と比較すると、北区は若い世代が多く住む街となっています。

そのため、単身世帯が多いといっても高齢の単身者が多いわけではなく、現役世代の単身者が多いことがうかがえます。

理由としては、北区はJR京浜東北線やJR埼京線も通過しており、都内の中心部への通勤や通学がしやすい点が挙げられます。

北区の人口推移

北区の人口推移は、以下の通りです。

北区の町名一覧

北区の町名一覧は、以下の通りです。

行政・区の取り組み

北区は、「子育てするなら北区が一番！」を合言葉に、区全体で子どもたちのすこやかな成長を応援しています。

「きたハピ」という子育て専用のサイトを運営しており、子育て世代が区の支援サービスの情報が得やすくなっているのも特徴です。

北区は、一番子育てしやすい区を目指すだけあって、子育て世帯のための手当てや助成が充実しています。

北区の子育て世帯のための手当てや助成などは主に以下の通りです。

また、子育てに関する相談事業も承っています。

相談できるテーマも多岐にわたっており、相談体制も充実している点が特徴です。

北区は、子育て支援が充実しており、若い子育て世代を呼び込める街です。

北区内にあるマンションも、2LDKや3LDKなどに住みたい子育て世代に対しては、売却しやすいといえます。

交通事情（駅・道路）

東京都北区は、JRの駅が充実している点が特徴です。

JRの駅の数は、23区内で最大となっています。

北区は、南東から北西に向けた細長く伸びた形状をしていますが、JRも区の中央を南東から北西に向けて走っており、JRを中心に街が形成されています。

JR京浜東北線は田端駅・上中里駅・王子駅・東十条駅・赤羽駅などがあり、JR埼京線は板橋駅・十条駅・赤羽駅・北赤羽駅・浮間舟渡駅などがあり、JR宇都宮線・高崎線は尾久駅・赤羽駅などが北区内にある駅です。

特にJR赤羽駅には、JRの京浜東北線、宇都宮線、高崎線、埼京線、湘南新宿ライン、地下鉄南北線、埼玉高速鉄道線が充実しており、北区最大のターミナル駅となっています。

赤羽を起点にすると、JR京浜東北線に乗れば東京駅や秋葉原駅、新橋駅方面へのアクセスがしやすく、JR埼京線に乗れば池袋駅や新宿駅、渋谷駅へのアクセスがしやすいといえます。

JR山手線の東西にある主要駅へ行きやすく、交通利便性は極めて高いです。

JR以外には、都電荒川線や東京メトロ南北線、埼玉高速鉄道線も通過しています。

また、高速道路に関しては首都高速中央環状線の王子南出入口が利用可能です。

住みたい街ランキングの順位

不動産住宅情報サイト「スマイティ」によると、北区の「注目の駅ランキング」（※2022年10月3日時点）は下表の通りです。

• 出典：スマイティ「北区の注目の駅ランキング」

ここまで北区の概要について見てきましたが、北区の中古マンション平均売買相場について見ていきましょう。

ランキングは賃貸を想定しているため、比較的若い単身者に支持の高い街が上位に来ています。

単身者に人気の街は、北区最大のターミナル駅である赤羽です。

赤羽は、JR京浜東北線とJR埼京線の結節点となっており、都内の主要な箇所へのアクセスがしやすくなっています。

また、北区を代表する高級住宅街は「西ヶ原」です。

西ヶ原は、JRの最寄り駅としては京浜東北線の「王子」であり、3位にランクインしています。

王子駅の前には、渋沢栄一の旧邸が残る飛鳥山公園が広がっており、都内でも有数の桜の名所です。

西ヶ原には、飛鳥山公園の他、旧古河庭園や滝野川公園もあり、都心に近いにもかかわらず緑豊かで閑静な住環境が広がっています。

西ヶ原は、住宅地として底堅い需要があり、マンションも高く売りやすいエリアです。

北区の中古マンション平均売買相場

2020年度における北区の中古マンション平均売買相場は、下表の通りです。

• 出典：公益財団法人東日本不動産流通機構「中古マンションの区市町村別成約状況2020年度」

また、参考までに東京23区の中古マンション平均価格のランキングを示します。

北区の中古マンションの平均価格は「3,989万円」です。

東京23区の中では16位となっており、23区の平均価格を下回り住宅を求めやすい価格水準となっています。

また、北区のマンションは、首都圏全体の中では標準的な価格水準です。

以下に、首都圏の各地域と北区との価格の違いを示します。

首都圏のマンション平均価格は「3,869万円」であるのに対し、北区は「3,989万円」です。

北区のマンションは、首都圏の中では平均価格をやや上回る水準となっており、首都圏のマンションを代弁している価格ともいえます。

また、北区のマンションは平均築年数が「17.74」年となっており、首都圏平均や東京都区部平均よりも築年数が浅いです。

北区は、築年数の浅いマンションが市場に多く出回っているものと推測されます。

次に北区のマンション売買相場推移について見ていきましょう。

北区の中古マンション売買相場の推移

北区の中古マンション売買相場の推移を示すと下図の通りです。

出典：公益財団法人東日本不動産流通機構「レインズデータライブラリー」

北区の中古マンション価格は、2013年以降上昇傾向が続いています。

マンション価格が上昇した理由は、2013年から日銀が異次元金融緩和を導入したことで住宅ローンの金利が低くなったためです。

住宅ローンの金利が下がったことで、住宅取得需要が増加し、価格上昇につながっています。

なお、2022年に入って以降、10年固定金利を中心に住宅ローンの金利が徐々に上昇し始めました。

住宅ローンの金利が上がれば住宅取得需要が減退し、今後、マンション価格が下落していく可能性があります。

そのため、マンションを高く売るのであれば、住宅ローンの金利動向を見ながら売却することをおすすめします。

次に北区の間取り別の中古マンション価格について見ていきましょう。

北区の間取り別の中古マンション価格

北区の間取り別の中古マンション価格は以下の通りです。

出典：国土交通省「土地総合情報システム」より2021年第1四半期～2021年第4四半期までの1年間の取引実績を抽出して編纂

間取りに関しては、基本的に狭い間取りほど面積は小さいため価格は低くなりますが、逆に単価は高くなる傾向があります。

例えば、1LDKは3LDKよりも価格が低いですが、単価は高いです。

ただし、2DKに関しては昨今の新築マンションでは流行らない古い間取りであり、中古市場の中で2DKは築年数の古い物件が多くなっています。

よって、2DKは例外的に価格も単価も低いです。

間取り別のマンション売却については、以下の記事で詳しく解説しています。

次に北区の築年数別の中古マンション価格について見ていきましょう。

北区の築年数別の中古マンション平均価格

北区の築年数別の中古マンション平均価格は、以下の通りです。

出典：国土交通省「土地総合情報システム」より2021年第1四半期～2021年第4四半期までの1年間の取引実績を抽出して編纂

マンションの㎡単価については、築年数が古くなるほど低くなっています。

マンションを高く売るのであれば、築年数が新しいほど有利です。

価格についても、築年数が古くなるほど総じて低くなっています。

年数によっては古いにもかかわらず、価格が高くなっていることもありますが、これは統計上、たまたま面積の広い物件が多く含まれていることが理由です。

築年数別のマンション売却については、以下の記事で詳しく解説しています。

次に北区の土地売買価格について見ていきましょう。

北区の土地売買の推移

北区の土地売買の推移を示すと下図の通りです。

出典：公益財団法人東日本不動産流通機構「レインズデータライブラリー」

「100～200㎡」の土地は、主に注文住宅を建てる人が購入する広さの土地です。

北区の土地は、マンションとは異なり、過去10年の間で上下変動を繰り返しています。

マンションのように一貫して価格は上昇していないことから、北区は土地よりもマンションの方が高く売れる見込みが高いといえます。

ここまで北区の売買相場について見てきましたが、次に北区の人気エリアについてお伝えします。

売買実績から見る北区で人気のエリア

売買実績（国土交通省「不動産取引価格情報」）から見る北区で人気のエリアは以下の通りです。

次に北区で人気のファミリー向けマンションについて見ていきましょう。

北区で人気のファミリー向けマンション

この章では住まいサーフィン「北区の中古マンションお気に入りランキング」の情報を元に北区で人気のファミリー向けマンションを紹介します。

レ・ジェイド駒込

ザ・ガーデンズ東京王子

エステムプラザ赤羽アンダルシア

パークタワー王子リバーグレイス

東京メガシティ

パークホームズ赤羽西

王子飛鳥山ザ・ファーストタワー＆レジデンス

インプレストコア赤羽

ブリリア山手動坂グランスイート

ザ・パークハウス北赤羽

ここまで北区の人気のファミリー向けマンションについて見てきましたが、最後にスター・マイカのマンション買取サービスについてお伝えします。

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そのため、リノベーションを見越した高い評価が実現するのです。

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マンション買取の詳細については、以下の記事で詳しく解説しています。

スター・マイカの北区のマンション買取事例

スター・マイカのマンション買取サービスについて紹介しましたが、この章では北区内の主要エリアの実際のマンション買取価格の事例についてお伝えします。

北赤羽

浮間舟渡

本蓮沼

東十条

王子

王子神谷

赤羽

まとめ

北区のマンション売却について解説してきました。

北区の中古マンションの平均価格は「3,989万円」で、東京23区では16位となっています。

北区には西ヶ原のような高級住宅街もあり、また子育て支援サービスも充実していることから、住宅地としての人気があり、マンションは売りやすいといえます。

北区のマンション相場について把握できたら、最初にマンションの査定依頼から始めてみましょう。

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“作る”から“活かす”社会の実現をめざし、リノベーション中古マンションを販売する会社です。オーナーチェンジ物件の買い取りを得意とし、常時3,000戸以上保有しています。不動産のプロとして「納得のいく不動産売却」のための情報を発信しています。

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