品川区でマンション売却や買取を依頼する前に知っておくべき売買相場

多くのオフィスが建ち並ぶ品川区は、大崎駅周辺も再開発されたことで、以前よりもオフィス街の色合いが濃くなってきました。

オフィスが増えた品川区は職住近接も実現することから、住宅街としても人気が高まっています。

そこで今回の記事では「品川区のマンション売却」を中心に品川区の特徴、マンション売買相場、マンション買取事例などについて詳しくお伝えします。

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品川区について

最初に品川区についてお伝えします。

人口

品川区の人口は、2022年1月1日現在で403,669人、世帯数は226,858世帯です。

昨年の2021年1月1日現在では人口が406,404人、世帯数は228,061世帯であるため、人口に関しては微減となりました。

2021年から2022年にかけては、東京都は全体として人口が減少した年であり、品川区もその影響を受けて減少したものと見込まれます。

東京都の人口が減少したのは、主として「リモートワークが普及して郊外に移転する人が増えた」ことが挙げられることが多いです。

ただし、高齢者の死亡を原因とする自然減や新型コロナウイルスによる外国人の減少も影響が大きく、必ずしもリモートワークだけが原因とはいえない状況となっています。

外国人に関しては、入国の規制が緩和される方向にありますので、元々外国人の多い品川区は人口もすぐに回復していく見込みがあります。

品川区の人口は減っているといっても微減であり、外国人の入国が回復する見込みが強いことから、あまり悲観的になる必要はないといえるでしょう。

品川区の人口推移

品川区の人口推移は以下の通りです。

品川区の町名一覧

品川区の町名一覧は以下の通りです。

行政・区の取り組み

品川区の待機児童数は、2021年4月時点において5人です。

2020年は13人であったため、8人減少しており、減少傾向にあります。

行政側の努力もあり、子育て環境は改善しつつある状況です。

手当や医療費助成に関しても、「子どもすこやか医療費助成」や「児童手当」「ひとり親家庭等医療費助成」などがあり、充実しています。

その他、品川区子ども家庭支援センターでは、子どもと家庭に関するあらゆる相談や、児童虐待に関する相談を受け付けており、子育てを総合的に支援する仕組みも整っています。

交通事情（駅・道路）

品川区は鉄道路線が非常に充実している区です。

まず、JR山手線の駅が3駅(大崎駅、五反田駅、目黒駅)もあります。

品川駅の住所は港区となりますが、港区との境界にあるため、品川区在住の人も品川駅を利用できます。

品川駅は、東海道新幹線も停車する日本を代表する巨大ターミナル駅です。

JRに関しては、その他に京浜東北線(大井町駅、大森駅)や横須賀線(西大井駅)も利用できます。

品川区は、東京駅と横浜駅の中間地点に位置しており、双方にアクセスしやすく交通利便性は極めて高いです。

また、私鉄に関しては東急目黒線、東急大井町線、東急池上線が通っています。

京浜急行に関しては、北品川駅や 新馬場駅、青物横丁駅、鮫洲駅、立会川駅、大森海岸駅といった多くの駅が品川区内です。

京浜急行沿線は、23区の中でも下町の雰囲気が残る温かみのある街が多くなっています。

東急沿線と京浜急行沿線は特徴が異なりますが、それぞれ底堅い住宅需要が存在します。

さらに、地下鉄に関しては、東京メトロ南北線(目黒駅)、都営三田線(目黒駅)、都営浅草線(五反田駅、戸越駅、中延駅)が品川区です。

南北線や三田線を使えば、都内の主要箇所に縦横無尽に移動することができます。

また、都営浅草線の戸越駅には都内有数の商店街である戸越銀座があり、住宅地としての人気度は高いです。

高速道路に関しては首都高が通っており、お隣の大田区にある羽田空港へのアクセスが良好となっています。

住みたい街ランキングの順位

不動産住宅情報サイト「スマイティ」によると、品川区の「注目の駅ランキング」は下表の通りです。

• 出典：スマイティ「品川区の注目の駅ランキング」

上表のランキングは、賃貸住宅市場を想定した回答であることが特徴です。

そのため、家賃が比較的安い大井町が1位となっています。

分譲マンションの人気度と比べると、少し違和感を覚える人も多いかもしれません。

品川区は、なんといっても「目黒駅」「五反田駅」「大崎駅」といった山手線の駅が3駅もあることが特徴です。

「目黒駅」「五反田駅」「大崎駅」は、利便性も高く、住宅需要は高いといえます。

これらの駅はランキングとしては3位以下に入っていますが、マンションを売りに出せば売却しやすいエリアです。

品川区は都心へのアクセスが良いため、上表のランキングに入っていない街であっても需要が高い街は多くあります。

特にJRや東急電鉄、地下鉄沿線の街は、適正価格で売り出せば売りやすいといえるでしょう。

ここまで品川区の基本情報について見てきましたが、次に品川区のマンション売買相場について見ていきましょう。

品川区の中古マンション平均売買相場

2020年度における品川区の中古マンション平均売買相場は下表の通りです。

• 出典：公益財団法人東日本不動産流通機構「中古マンションの区市町村別成約状況2020年度」

また、参考までに東京23区の中古マンション平均価格のランキングを示します。

品川区の中古マンションの平均価格は「5,657万円」となっています。

東京23区の中では6位となっており、高い価格水準であることがわかります。

築年数も平均が18.8年であり、23区の中でも築年数の少ない物件が市場に出回っていることも特徴です。

23区の中でも上位に組み込む品川区は、首都圏の中ではかなり価格が高い区になります。

以下に、首都圏の各地域と品川区との価格の違いを示します。

首都圏のマンション平均価格は「3,869万円」であるのに対し、品川区は「5,657万円」です。

東京都区部の平均価格の「5,325万円」も上回っており、かなり高く売却できる区であることがわかります。

次に品川区の中古マンション相場の推移について見ていきましょう。

品川区の中古マンション売買相場の推移

品川区の中古マンション売買相場の推移を示すと下図の通りです。

出典：公益財団法人東日本不動産流通機構「レインズデータライブラリー」

品川区のマンションは、2012年から上昇し続けていることがわかります。

昨今の住宅ローンの低金利環境は2013年頃から始まっていますが、品川区の場合、住宅ローンが低金利化する以前から価格が上昇し始めていることが特徴です。

品川区は全体として立地が良いため、住宅ローンの低金利化に関わらず住宅需要が高かったということになります。

よって、仮に今後住宅ローンの金利が上がったとしても、その影響は最後の方に訪れると予想されます。

住宅ローンの金利が上がればマンションの購入需要は落ち込みますが、真っ先に影響を受けるのが元々の購入需要が低い郊外の物件です。

立地の悪い郊外の物件のマンション価格が下落し始め、品川区のような立地の良い区は最後の方でようやく値下がりしていくものと予想されます。

2022年に入って以降、住宅ローンの金利が徐々に上昇し始めているため、郊外の物件は2022年以内に売ることが望ましいです。

一方で、品川区の場合は、2023年くらいまで売りどきが続くのではないかと考えることもできます。

ただし、品川区も他の区と同様にマンション価格が高いため、多額の住宅ローンを組んで中古マンションを購入する人が多いです。

住宅ローンの金利上昇の影響を全く受けないとは言い切れないため、売却するのであればタイミングを見ながら売ることをおすすめします。

マンション売却のタイミングについては、以下の記事で詳しく解説しています。

次に品川区の間取り別の中古マンション価格について見ていきましょう。

品川区の間取り別の中古マンション価格

品川区の間取り別の中古マンション価格は以下の通りです。

出典：国土交通省「土地総合情報システム」より2021年第1四半期～2021年第4四半期までの1年間の取引実績を抽出して編纂

マンション価格は、面積が小さい物件は単価が高くて価格が安くなり、面積が大きい物件は単価が安くて価格が高くなるという法則があります。

この法則を「単価と総額の関係」と呼びます。

品川区の物件も、2DKを除き、総じて「単価と総額の関係」に当てはまっている状況です。

例外的に2DKの単価の価格が低いのは、2DKは母集団の中に築年数が古い物件が多く含まれているのが原因となっています。

間取り別のマンション売却については、以下の記事で詳しく解説しています。

次に築年数別の中古マンション価格について見ていきましょう。

品川区の築年数別の中古マンション平均価格

品川区の築年数別の中古マンション平均価格は、以下の通りです。

出典：国土交通省「土地総合情報システム」より2021年第1四半期～2021年第4四半期までの1年間の取引実績を抽出して編纂

一般的に、中古マンションの単価は築年数が経過するほど下がります。

品川区では「築30～39年」になると単価が大きく下がっているのが特徴です。

築30年を超えると売却しにくくなるということを意味しており、高く売るのであれば築30年以内に売ることをおすすめします。

築年数別のマンション売却については、以下の記事で詳しく解説しています。

次に品川区の土地売買相場の推移について見ていきましょう。

品川区の土地売買価格の推移

品川区の土地売買の推移を示すと下図の通りです。

出典：公益財団法人東日本不動産流通機構「レインズデータライブラリー」

「100～200㎡」の土地は、主に注文住宅を建てる人が購入する規模の土地です。

注文住宅は価格が高いため、土地価格が高い品川区のようなエリアだと取引も少なく、価格が不安定になる傾向があります。

注文住宅の土地需要は、土地価格が安い郊外の方が安定しています。

品川区の土地は、マンションとは異なり上昇と下落を繰り返し、価格が不安定な状況です。

ここまで品川区の不動産売買価格について見てきましたが、次に品川区で人気のエリアについて見ていきましょう。

売買実績から見る品川区で人気のエリア

売買実績（国土交通省「不動産取引価格情報」）から見る品川区で人気のエリアは以下の通りです。

次に品川区で人気のファミリー向けマンションについて見ていきましょう。

品川区で人気のファミリー向けマンション

この章では住まいサーフィン「品川区の中古マンションお気に入りランキング」の情報を元に品川区で人気のファミリー向けマンションを紹介します。

プラウドタワー目黒MARC

ディアナコート池田山公園

ピアース戸越公園

ザ・パークハウス戸越公園タワー

クリオラベルヴィ大崎グランクラス

オープンレジデンシア品川中延ステーションフロント

オープンレジデンシア島津山コート

サンウッドウエリス品川御殿山

オープンレジデンシア大井町フロントコート

アトラス北品川

ここまで品川区の人気のファミリー向けマンションについて見てきましたが、最後にスター・マイカのマンション買取サービスについてお伝えします。

品川区でのマンション買取ならスター・マイカ

これまで品川区のマンション売却についてお伝えしてきましたが、最後にスター・マイカのマンション買取サービスについてお伝えします。

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最後にスター・マイカのマンション買取サービスについてご紹介します。

築年数や状態に応じたリノベーションで、中古マンションの魅力を最大限に引き出すため、新築以上の付加価値を生み出します。

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スター・マイカの品川区のマンション買取事例

スター・マイカのマンション買取サービスについて紹介しましたが、この章では品川区内の主要エリアの実際のマンション買取価格の事例についてお伝えします。

不動前

五反田

大井町

大崎

大森

武蔵小山

目黒

西大井

高輪台

まとめ

品川区のマンション売却について解説してきました。

品川区の中古マンションの平均価格は「5,657万円」で、東京23区では6位となっています。

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スター・マイカ株式会社

“作る”から“活かす”社会の実現をめざし、リノベーション中古マンションを販売する会社です。オーナーチェンジ物件の買い取りを得意とし、常時3,000戸以上保有しています。不動産のプロとして「納得のいく不動産売却」のための情報を発信しています。

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