【プロが答える!】初心者向け中古マンション購入Q&A

「中古マンションを購入してみたいけど、

具体的に何をしたら良いのかわからない…」

そんな中古マンション購入初心者(第一取得者)さんへ向けて、

Q&A形式で営業のプロにお話を伺いました。

答えてくださるのは、

スター・マイカ・レジデンス株式会社の蒲池(かまち)さんです!

質問者:マイカさん

年齢:30代前半。

家族構成:ご主人様と2人暮らし。将来的にはお子さまも考えていらっしゃいます。

趣味:料理・旅行

ご自身もご主人様も都内勤務。
リモートワークが増えてきたので、都心からやや離れた物件を探し中。
中古マンション購入は初めて。

回答者:スター・マイカ・レジデンス アドバイザリー事業部 部長

蒲池(かまち)さん

2011年10月入社。

年齢:30代。

前職:ピタットハウスで新築戸建販売、新築マンション、不動産仲介を経て、店長からエリアマネージャー、及び人材育成を担当。

好きな食べ物:焼き鳥、パイナップル、牛タン。

好きな女優:広瀬すずさん。

休日の過ごし方:ゴルフ、トレーニング、掃除、子どもと公園、買い物の付き添い。

趣味:ゴルフ、ジム、海外ドラマ。

Q1. そもそも中古マンションを購入するには何から始めればいい?

中古マンションを購入するには重要なポイントが3つあります。

①予算

②生活のイメージ(広さ・間取り)

③エリア(住む期間、通勤・通学状況など)

これは賃貸物件を探す際でも変わらないかと思いますが、やはりこの3つが鍵となります。

ご予算はもちろん、妥協したくない広さや間取りも大切です。

毎日を過ごすからこそ、こだわりたいですよね。

そこでどれだけ長く住まわれるのかと、ご家族やご自身の通勤・通学なども大きく関わってくるかと思います。

私達はお客様の納得感を何よりも大切にしています。

まずは条件を決め、ご要望を引き出すお手伝いをさせていただきます!

Q2. 購入時の諸経費は?

基本は物件価格のおよそ7~8%程度となります。

仲介手数料、登記関係費用、住宅ローンの融資関係手数料、火災保険、別途税金関係、固定資産の清算金など。

ご不明点があればお気軽にご相談いただいております。

Q3. 購入後に必要なお金は?

新生活に向けて、引っ越し費用、エアコンやカーテンなどのインテリアにかかる費用のご準備をおすすめします。

家具予算イメージは、大体100万円ほどお考えの方が多い印象です。

Q4. 条件が少し合わない物件を見に行くべきか迷っている。やめておいたほうがいい?

ご自身の希望する条件を本当に理解されているお客様は少ないです。

ですので、やはり数物件見て、比較して決めるのがおすすめです。

まずは一歩踏み出して物件を見に行くことが大切です。

実際に物件を見ることで今までにない気づきを得て、条件が変わるきっかけになることもありますよ。

Q5. 審査が通らない場合はランクを下げないといけない?

審査にも様々あります。自分自身での解決は難しいので、一緒に解決していきましょう!

まず、借入額を下げたら審査が通る場合もあります。

ほかにも頭金、物件の築年数で諸条件は変わってきます。こまめに戦略を立て、一番良い融資の条件をお客様、および金融機関から聞き出すことも私達の仕事です。

安心してご相談ください。

Q6. 購入後にご近所トラブルがあった場合、どうしたらいい?

住んでみないと分からないところもありますよね。

私達も、何件もお取引をしているのでお客様からご相談をいただいた経験があります。

例えば小さいお子さまがいて、騒音を発してしまう場合などは防音マットを敷いたり、二重窓に加工することも可能です。

騒音を受けている場合には、管理会社に確認し、仲介会社から管理会社経由で注意をします。

マンション暮らしでは近隣との関係性も気にしてしまいますよね。

お互いが気持ちよく暮らせるよう、お気軽にご相談ください。

Q7. 転勤で住めなくなってしまったらどうすればいい?

選択肢はふたつあります。

①賃貸

②売却

住宅ローン=居住という目的のため、住宅ローンを利用している間は貸し出してはいけないというルールがありますが、転勤が理由での貸し出しはOKという金融機関もあります。

 金融機関によって審査はありますが、ぜひお気軽にご相談ください。

Q8. 共有名義で購入しても、病気になって働けなくなってしまったら?

最近では、共有名義で購入される方は多いですね。

住宅ローンの種類も昔に比べて増えており、いまは団体信用生命保険も充実しています

がん保険や、+αのオプションで就業不能保険を付けることも可能です。(※住宅ローンを選択する際にお考えください。)

家を決めることはもちろんですが、住宅ローンを決めることも家を決めることと同等に大切なこと。

不安を解消できるよう、アドバイスもさせていただきます。

Q9. 失業をして住宅ローンを支払えなくなってしまったら?

住宅ローンの支払いは6か月は待ってもらえることがあります。

売却をして、現金を手元に残すことも考えてみましょう。

一番やってはいけないのは、住宅ローンを滞納して任意売却※になってしまうこと。

さらに競売※ですと、借金だけが残ってしまいます。

早い段階でご相談いただくことが肝要です!

ご自身で抱え込まず、お気軽にご相談ください。

 

任意売却

債務者が住宅ローンに付保及び付加された抵当権及び根抵当権、差押等が完済できず、多額の債務が残る場合において、債権者の同意を得て、差押解除及び抵当権抹消をしてもらう任意の売却方法を指す。略して「任売」とも呼ばれる。

競売

民事執行法に基づき、債権回収のために、債権者が裁判所に対して申立てを行うと、その不動産を裁判所が売却する手続である。強制競売と担保不動産競売を併せて一般にこのように呼ぶ。

Q10. 新築と比べて中古マンションの良さは?

中古マンションのメリットは、新築マンションと比べ価格が安く立地の選択肢が多いところです。

売却時の値下がり率が違ってくるため、新築マンションは売却がしづらいのも理由のひとつでしょう。

また、中古マンションが人気の理由は、リノベーションの技術が上がってきているところでしょうか。

古い物件でも、管理体制や耐震性に対する考え方がしっかりしている物件はおすすめできます。

また、新築よりも割安で買えるところもポイントですね。

Q11. 内見時にはどこを見たらいい?

目に見えるところだけでなく、窓を開けた時の騒音や、共用部分(ゴミ捨て場、エレベーター)をチェックしてみましょう。

共有部はマンション全体で保険に入っていたりしますが、しっかりとメンテナンスはしているのかなど、確認事項もメモしておくと良いかと思います。

例えば…

①売却理由
②他に購入検討者がいるかどうか
③ペット飼育制限(頭数制限や大きさに制限があるケース有)
④建物(エントランス・エレベーターの管理や共用廊下の様子など)
⑤部屋(窓の配置、部屋の不具合箇所、水廻りの使い勝手など)
⑥周辺施設(スーパー・コンビニ、病院、公共施設など)

交通量の多い道に面している場合は、車やバイクなどの騒音も気になるかと思います。

昼と夜ではマンションの顔も変わるので、曜日や日時を変えて現地に足を運んでみるのもおすすめです。

居住中の場合は同行者に確認を取りながら、生活に配慮をしながら内見するとよいでしょう。

Q12. 築年数が古いマンションは大丈夫?

やはり耐震性が何よりも心配されますね。

耐震診断をクリア出来ているマンションは現在の新耐震と同様の基準となっていますので、そちらも重視して探してみましょう。

Q13. リノベーション済マンションのメリットやご自身でリノベーションする場合との違いは?

リノベーション済マンションの場合、綺麗な状態ですぐに入居することができます。

現況のマンションを購入してご自身でリノベーションをするとなると、リノベーション費用が高額になる場合があります。

 

一方、リノベーション済マンションは、同じリノベーションでも再販業者のスケールメリット(ボリュームディスカウントをしてもらえるため、結果的に個人で行うよりリノベーション価格を抑えることができる)があるので、リーズナブルな価格でリノベーション済物件を購入ができる可能性が高いです。

また、近年、顕著に建材の高騰も気になるところです。

 

強いこだわりをお持ちの方はご自身でリノベーションされることをおすすめしますが、そうではなく、「すぐに家を買い替えたい」「新築よりもリーズナブルに家を購入したい」「築年数にこだわりはないが、綺麗な内装が良い」などお考えの方は、リノベーション済中古マンションを選ばれることも多いです。

また、新築だと希望する立地に物件がない場合が多々あります。しかし、中古マンションであれば駅チカなどの物件の選択肢が広がります。

新築に比べて価格が安い・新築と同等の内装や設備の物件に住める・自身の住みたい土地に住むことができる。

などが、リノベーション済マンションのメリットだと思います。

初めてのことでいろいろな不安がありましたが、すっきりと解消できました。
まだまだ勉強することが多そうですが、信頼できる営業さんに相談しながら、物件探しがんばります!