リノベーションでつくる「室内窓」を取り入れた新しい生活空間

室内窓のある新しい住まいのかたち

マンションのリノベーションなどでも、近年多く見かけるようになった室内窓。壁の一部を窓にすることで、隣り合うお部屋を仕切りながらも開放的な空間をつくることができます。最近ではパナソニックやリクシルなどの建材メーカーからもパッケージ商品としてラインナップがあるので、コストを抑えながら設置をする事が出来るようになってきました。

窓のタイプやガラスのデザイン、大きさも豊富なので、ライフスタイルや目的にあわせて選ぶことができ、インテリアとしても楽しめます。様々なバリエーションがあるのも魅力的です。では、室内窓をつくることでできるメリットをご紹介します。

1.光と風の通り道

今まで壁だったところを室内窓にすることで、隣あうお部屋に一体感を出し、採光と風通しを良くすることができます。適度に抜け感をつくることで、圧迫感のない開放的で新しい空間が生まれます。マンションでよくある、バルコニー側と玄関側にしか窓がないといったお部屋にも重宝します。

2.家族の気配を感じられる

例えばリビングに隣接するお部屋にデコマドをつくることで、お互いが別の部屋にいながらも、気配を感じられることができます。家事をしながらお子様の様子をうかがえたり、ワークスペースとしても、空間を仕切りつつ視界が窓からぬけることで、開放的な空間で作業ができます。窓には透明タイプだけでなく、模様や透け感の具合で視線を遮られるタイプもあり、必要に応じてブラインドやカーテンもつけられるので、プライバシーも守れます。

3.インテリアとして楽しむ

使用するガラスのデザインや大きさ、窓枠の色、高さなど様々なバリエーションがあるのも魅力的。また、アクセントクロスなどで色を取り入れ組み合わせることで、印象をがらりと変えることもできます。自分だけのこだわり空間をつくってインテリアを楽しめます。

多様性のあるデコマドは、より開放感を出したいときはパーテーションタイプ、視線を遮り光と風だけ取り入れたいときは、上部に窓を取り入れるなど目的やライフスタイルにあわせて空間を最大限生かすことができます。リフォームで取り入れることで、家族との心地よい距離感で、お家で過ごす時間をより快適に楽しむことができそうですね。